デイトレーダーはザラバが終わると明日のトレードのために情報収集をします。これらでなにを見るかというと『市場変化』です。変化があれば構造が変わったことを意味し戦略も変える必要があります。そのために利用するウェブサイトは数多く存在します。そこで今回よく使うサイトをまとめてみました。
マクロ状況を確認するためのサイト
1.リアルタイム世界の株価指数と為替
世界の株価や為替をリアルタイムで知ることのできるサイトです。ニューヨークの株式市場の動きは日本の市場に大きく影響するためニューヨークを含む世界の株価の動向は必ずチェックする必要があります。
サイト:
リアルタイム世界の株価指数と為替
2.東証の投資主体別売買動向
海外投資家の売買動向を知ることのできる東証のサイトです。日本市場において海外投資家が占める割合は約6割です。株価の動向を予測するためには外国人投資家の手口を知る必要があります。
サイト:
東証の投資主体別売買動向
3.外資系証券寄り付き前注文動向
東証の投資主体別売買動向で知ることができる外国人投資家の手口は1ヶ月前のものです。直近の手口は知ることはできません。しかし外資系証券寄り付き前注文動向を確認することである程度最新の手口を予測することができます。東証の投資主体別売買動向と合わせて確認することをオススメします。
サイト:
トレーダーズ・ウェブ
個別銘柄の動向を調べるためのサイト
1.適時開示情報ランキング
どの銘柄の適時開示情報が投資家の関心があったか調べることのできるサイトです。クリックされた回数を集計しランキングで表示しています。大きなニュースで投資家の関心がある場合明日の値動きに影響するので必ずチェックしましょう。
サイト:
日本経済新聞
2. 5%ルールの開示,有価証券報告書検索
発行済株式総数に占める保有株式数の割合が5%を超えて保有した投資家は5営業日以内に大量保有報告書を提出しなければなりません。この情報を検索できるサイトです。大口投資家の動向を知る上で重要な情報になります。値動きの予測に利用できるためデイトレーダーにも有益な情報です。
サイト:
EDINET
3.モーニングスターのファンド組入
モーニングスターというサイトの銘柄検索には他にはない「ファンド組入」という項目があります。どこのファンドがポートフォリオとして組み入れられているかチェックすることができます。大口の動向を知る上で参考になります。またファンド検索などもでき独自性のある情報を提供しています。
サイト:
モーニングスター
4.個別銘柄の信用情報
市場ごとや個別銘柄の信用買と信用売がどれくらい残高があるか、などの情報を提供してくれる東証のサイトです。市場ごとの情報は「4.
信用取引現在高」で、個別の情報は「2.個別銘柄
信用取引残高表」、個別の比率が大きく動いたものは「3.
信用取引売買比率」で確認できます。使い方は「4.
信用取引現在高」の情報で全体を把握し「2.個別銘柄
信用取引残高表」「3.
信用取引売買比率」で目立った銘柄を探し、踏み上げ相場の開始や終了を推測するために利用します。
サイト:
東証-信用取引残高等
東証-空売り集計
5.松井証券の信用売買動向
松井証券は、自社での取引動向を公表しています。これで個人投資家の動向を知ることができます。また評価損益率を毎日公表しているので相場の反発を推測することができます。例えば評価損益率が-20%を下回ると追証の発生水準になり反発する可能性が高くなります。このように下落局面では必ずチェックしておきたい指標のひとつです。
サイト:
ネットストック投資指標
最後に
デイトレーダーが分析する情報は、取引中のチャートや板情報のほかにこのようなサイトを利用して予習し分析して明日の取引に臨みます。利益を上げられるデイトレーダーを目指す方は必ずチェックしてください。