2015-01-08 20:35:47

【差がつく】株初心者、デイトレーダーが絶対知っておきたい増担保規制・解除

 増担保規制・解除は、材料にされることが多くデイトレードで利益を上げるためには知っておく必要のある知識です。増担保規制を知るためには、信用取引の知識が必要です。まずは信用取引の理解を深めていきます。


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信用取引とは


 信用取引とは、ユーザーが証券会社から資金を借りて売買する取引のことです。しかし証券会社は、ユーザーに資金をタダでは貸しません。資金を借りるためには、ユーザーは証券会社に一定の資金(証拠金)を預ける必要があります。この資金のことを「委託証拠金」といいます。

では実際、信用取引をする場合委託証拠金はどれくらい必要なのでしょうか。それでは例をあげて説明していきます。

例えば500万円分の株式を信用取引で買いたい場合、最低でも現金150万が必要です。
比率でいうと売買代金の30%です。(500万x0.3=150万)この比率のことを「委託証拠金率」といいます。通常、最低必要な委託証拠金率は30%と定められています。逆に言うと信用取引は、資金の約3倍の取引ができるということになります。

委託証拠金には、現金以外にも株式や国債といった有価証券も認められています。これを「代用有価証券」といいます。代用有価証券を委託証拠金とする場合に、現金として認められる割合が決まっています。その割合を「代用掛目」又は「掛目」といいます。掛目は証券会社、銘柄によって違います。一般的に株式の代用掛目が80%です。実際に例をあげて説明していきます。


現金500万と評価額500万の株式を持っている場合認められる委託証拠金
500万 + 400万(500x0.8) = 900万
上記が委託証拠金として認められ約2700万円分の信用取引が可能になります。

用語まとめ
1.信用取引
2.委託証拠金
3.委託証拠金
4.代用有価証券
5.代用掛目


増担保規制とは


 増担保規制とは、証券取引所が行う信用取引を抑制する規制のことです。市場全体にかかる規制ではなく、特定銘柄にかかる規制です。特定銘柄が加熱し相場が荒くなったとき、その加熱を抑えるために行う規制です。規制がかかるとその銘柄の委託証拠金率が上がります。規制のかかった銘柄を信用取引で売買する場合、通常より多くの証拠金が必要となります。

・規制がかかった場合
通常 委託証拠金率30%
規制 委託証拠金率50%

通常 500万円分買い建てする場合、500万x30%=150万必要
規制 500万円分買い建てする場合、500万x50%=250万必要

また、委託証拠金の中身にも規制がかかり、現金の割合が20%~40%である必要があります。

このように規制がかかると通常より多くの担保が必要となるため、信用取引を抑制することができます。


増担保規制がかかる条件・解除条件


 規制にはガイドラインに沿って規制がかかります。増担保規制がかかる前に「日々公表銘柄」に指定される必要があります。日々公表銘柄には特に規制はなく注意を喚起する目的で指定されます。日々公表銘柄もガイドラインに沿って指定されます。

規制の基準には、残高基準、信用取引売買比率基準 、売買回転率基準、特例基準がありこれらのいずれかに該当すると規制がかかります。規制に使われる数値は、売残高対する買残高、売残高、25日移動平均株価との乖離、継続日数などを使って規制の基準が設けられています。規制には4段階にわかれ徐々に規制が厳しくなります。

また規制解除もガイドラインに沿って決められています。詳しくは下記、東証のサイトからガイドラインをダウンロードできます。また「個別銘柄信用取引残高表」を確認すれば「信用取引の規制措置銘柄」「日々公表銘柄」などの信用取引残高を確認することができます。

ガイドライン
http://www.tse.or.jp/rules/tpdoc/index.html

個別銘柄信用取引残高表
http://www.tse.or.jp/market/data/margin/


増担保規制・解除による銘柄の値動き


 一般的には、規制がかかると下がり、解除後は上昇します。しかしいろいろな思惑が交差するため全く逆の値動きをする場合があります。増担保規制解除後は、材料にされることが多く、流動性が高まり値幅が大きくなるため絶好のデイトレード対象になります。下記に増担保規制解除を材料にした銘柄の値動きをまとめました。


▼2014年9月~12月 規制解除後の動き

6675 サクサ 上昇
2150 ケアネット 下落
771 日本精密 上昇
3653 モルフォ 上昇
3955 イムラ封筒  上昇
2176 イナリサーチ 下落
3680 ホットリンク 上昇
3394 ネットワークバリューコンポネンツ 上昇
6616 トレックスセミコンダクター 上昇
6629 テクノホライゾン 上昇
6375 日本コンベヤ 上昇
6331 三菱化工機 上昇
10勝2敗



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信用規制・解除後にストップ高した銘柄


 規制・解除翌日、ストップ高まで買われた銘柄もあります。注目度次第では、信用規制後も引き続き買われストップ高する銘柄も存在します。実際にどのような銘柄が買われたかまとめました。

2015-08-11
3646 駅探
材料:信用規制解除


2015-08-03
3896 阿波製紙
材料:信用取引に関する臨時措置を解除


2015-06-24
2703 日本ライトン
材料:信用取引規制。短期筋による買い仕掛け。前日ストップ高。


2015-06-02
3666 テクノスジャパン
材料:増担保規制解除。


2015-04-24
7997 くろがね工作所
材料:信用取引の委託保証金率引き上げ。仕手銘柄として再度買われる動き。


2015-04-22
5216 倉元製作所
材料:信用規制を解除。


2015-03-23
2479 ジェイテック
材料:多言語対応の飲食店向け注文支援システム「グルくる」のサービス開始。東証が信用規制を解除。インバウンドビジネスとして物色。


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このように値動きがよくなるのでデイトレードをされるときには増担保規制・解除を意識する必要があります。




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