経済ニュースは、相場のトレンドを読むためにとても重要な情報源です。しかし初心者の場合、どのようなニュースをチェックすればいいか、なかなかわかりません。ニュースの見方にはコツが必要です。コツとはニュースを5つのカテゴリにまとめてニュースをみることです。「各国の株価」「経済指数」「世界各国の経済・政治情勢」「要人発言」「海外商品先物」と、5つのカテゴリにニュースをまとめて世界情勢を読み取っていきます。ではこれから5つのカテゴリの説明をしていきます。
1.各国の株価
米国の株価は、日本の株価に大きく影響します。ダウ平均株価が大きく動くと翌日の日本株の寄付きに影響するため、翌日に持ち越した株がある場合、ダウの値動きが気になって寝不足になることがよくあります。他には中国の株価も日本の株価に影響する場合があります。
2.経済指数
経済指数は、相場のトレンドを形成する上で重要なニュースの一つです。発表後の相場の反応を見ることで現在のトレンドやトレンド転換を確認することができます。特に重要な経済指数をまとめました。
1.
雇用統計(米国)
最も重要な経済指標です。全世界で注目を浴びており、指数発表直後には為替相場が大きく動きます。米国の非農業部門雇用者数の増減の発表で、事前予想よりネガティブな場合マイナスへ反応し、ポジティブな場合はプラスに反応します。
2.
小売売上高(米国)
個人消費の動向を把握する上で重要な指数になります。個人消費は景気に大きく影響しますので、指数発表後、相場が大きく反応します。
3.鉱工業生産(米国)
製造業の生産動向を指数化したものです。景気の先行きを読む上で重要な指数です。
3.世界各国の経済・政治情勢
世界各国の経済・政治情勢は相場の材料になることがあります。今であればギリシャ情勢です。ギリシャという欧州の小さな国でも世界の相場を動かします。ニュースを毎日確認し、どの国のどのようなニュースが相場に影響を与えるか日々チェックする必要があります。
4.要人発言
各国の要人の発言で相場のトレンドが転換する場合があるためこのようなニュースは必ず確認する必要があります。特に重要な人物として各国の中央銀行の総裁の発言です。米国ではFRB議長、欧州はECB総裁、日本は日銀総裁になります。
5.海外商品先物
原油、為替、金などの商品先物の指数は株価にも大きく影響するため確認する必要があります。今であれば原油の下落は相場のトレンドに大きく影響を与えています。ニュースなどで日々動向を確認しましょう。
さらにわかりやすくニュースを読む方法
ネットでニュースをみていると新着順にニュースが配信されるため関連性など読み取ることができません。ニュースを完全に理解するためには、ニュースを点ではなく線で読み解くことが重要です。
具体的には相場を動かしたニュースをまとめテーマごとにスクラップすることです。ニュースをわかりやすく説明することで評判の池上彰氏も新聞記事をスクラップしまとめているようです。
このようにニュースを点ではなく線で理解すればニュースの関連性や方向性が見えてきます。方向性がわかれば将来の予想もできるため、相場の予測にも使えます。またこのニュースでどのように相場が動いたか、などをメモすることでニュースの重要度も理解できます。
デジタルニュースをスクラップする方法
ニュースを理解するうえで記事をスクラップしてまとめることが重要だということがわかったと思います。しかしデジタルの記事ではなかなかまとめることができません。そこで今回、当サイトが開発したニュースをスクラップできるサービスを紹介します。
どのようなサービスかというと「日経ニュース」「ブルームバーグ」「ヤフーファイナンス」のニュース記事をスクラップ感覚でまとめることができます。ドラック&ドロップの簡単操作なので初心者でも簡単にまとめることができます。
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