2014-10-02 17:35:35

【解説】機関投資家の見せ板が許されている理由 逆手にとった取引も紹介

はじめに


 よく議論で個人投資家の見せ板は禁止されているのになぜ機関投資家には許されているのか、不公平ではないかという意見をよく目にします。
そしてネット上でも「見せ板=個人投資家をハメて利益を得るための行為」というのが当たり前に通っています。しかし本当にそうなのでしょうか。そうであれば「個人投資家の見せ板は禁止されているのになぜ機関投資家には許されているのか」という問いに論理的に答えることができません。結果のみ見ると利益を得るための行為と読み取れますが、結果だけで判断すると本質を見誤ります。ではいったいどのような目的で見せ板を行っているのでしょうか。


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見せ板の目的とは


 なぜ機関投資家のみ見せ板が許されるのでしょうか。機関投資家とは個人ではなく団体です。投資資金は他人のもので自分のものではありません。年金や保険などの資金を代行して運用している団体です。運用スタイルは長期投資です。資金は莫大で株式投資の場合1度の取引で市場に大きなインパクトを与えかねません。ではどのようにして取引しているのでしょうか。市場にインパクトを与えないためには流動性が重要になります。よく売買されている銘柄であればある程度大口の取引を吸収することができます。では流動性があまりない銘柄を売買するときどのようにして流動性を生み出すのでしょうか。そこで見せ板を使います。見せ板を使用することで活況に売買されていると判断しアルゴリズムや個人投資家が集まり流動性が生まれます。流動性が生まれれば機関投資家は市場にインパクトを与えずに売買することができます。流動性が生まれると個人投資家もメリットが生まれます。板が薄いとなかなか売れないなどというリスクがありますが、流動性が生まれるとそのリスクもなくなります。値動きもよくなり利益を得る機会も生まれます。個人投資家にとってはいいことしかありません。機関投資家に見せ板行為を禁止すれば小型株など通常流動性がない銘柄の投資リスクが高まり市場全体に影響しかねません。機関投資家の見せ板の行為は、流動性を高めることで市場リスクを軽減する目的で行っています。


個人はなぜダメなのか


 個人投資家は個人の利益を得るために投資を行っています。当然見せ板も個人の利益を得るために行います。行為は同じでも機関投資家と決定的に違うのはその目的です。機関投資家は市場にインパクトを与えないように流動性を高めて売買し、リスクを軽減する目的で見せ板を利用します。対して個人投資家は個人の利益です。個人に見せ板行為を許せば市場のことを考えずに好き勝手に荒らされる可能性があります。なぜなら自分の利益のみ追求し市場のことなど考えないからです。そのような行為を許してはなりません。

見せ板を自分の取引に生かす


 見せ板は機関投資家のみできる行為です。ということは機関投資家が取引しようとしているサインです。買い集めるのか売りたいのかわかりませんが流動性が生まれ値動きがよくなるので投資機会が増え利益を上げるチャンスになります。またアルゴリズム取引の使用も機関投資家がいるサインになります。アルゴリズムの詳細は下記の記事を参考にしてください。
【具体例有】デイトレーダーなら知っておきたいアルゴリズム取引の特徴と代表的な取引5つ

見せ板やアルゴリズムの癖を読み取って売買することを板読みといいます。下記記事で板読みの詳細を記載しています。よかったら参考にしてください。
【必読】機関投資家とアルゴリズムの特性を利用した板読みテクニック公開




コメント一覧
1. Posted by 見せ板の目的とは 2016-12-02 20:13:29
見せ板の目的とは
の項目は誰の意見なんだ
どっかの公式見解?
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