はじめに
デイトレードで重要なことは情報を分析し、それをもとに即座に判断し取引することです。まず情報を手に入れなければ取引できません。
デイトレードにおいて重要な情報とは値動きのことです。
値動きにはマクロの値動きとミクロの値動きに分けて定義します。マクロの値動きは、為替、日経平均先物、マザーズ指数、ジャスダック指数、海外の株価などです。ミクロの値動きは個別銘柄の値動きです。個別の取引をする場合でもマクロの値動きを意識しながら取引します。
なぜなら個別銘柄の値動きは、マクロの値動きに大きく影響されるからです。日経平均がほとんど動かないとき、マザーズなどの小型株が大きく買われたりします。影響の仕方はさまざまありますが、個別銘柄を取引する場合でもマクロの値動きは監視する必要があります。
取引の判断材料であるマクロ、ミクロの値動きを監視するためには、PCモニタ1台や2台ではさまざまな値動きを監視することは物理的に不可能です。
デイトレードするためにはPCの環境を整えることが重要です。
デイトレードに必要なさまざまな値動きを監視するためにはPCモニタは最低4台以上必要です。6台から7台ぐらいベストです。内訳はマクロの値動き用1台、注文用1台、個別監視用2台〜4台といった感じです。PCのOSはWindowsが必須です。取引ツールのほとんどがWindowsにしか対応していないためです。
PC環境を整えたら当然、情報を取得するツールが必要です。証券会社によっていろいろ用意されているのでそれらのツールを使います。過去の記事で書いた
『
【まとめ】手数料で選ぶデイトレーダーがオススメする証券会社 厳選4選』でオススメした証券会社であれば
デイトレード用のツールがそろっているのでオススメです。他には楽天証券のマーケットスピードがオススメです。楽天RSSが使える他、他の証券会社にはできない多重起動ができるので複数のモニタでチャートを表示する際には重宝します。
有名デイトレーダーのPC環境まとめ
実際に有名なデイトレーダーはどのような取引環境でトレードしているのでしょうか。ネット上で公開されているものがあったのでまとめてみました。
1.BNFさん
資産200億以上を稼いだことで有名なBNFさん。動画がかなりアップされているのでこれらを確認するとPC3台、モニタ6台でマーケットスピードの多重起動をしているようです。
▼取引環境
PC x 3
モニタ x 19〜23inchぐらいのワイド液晶
証券会社:楽天証券
ツール:マーケットスピード多重起動
2.テスタさん
理論派デイトレーダーで資産は数億円のテスタさんです。こちらもネット上で公開されていました。PCは2台ぐらいでモニタは7台以上です。モニタは縦置きで使用しています。ツールはマーケットスピードの多重起動と画像が見づらかったのですが、おそらくハイパーSBIを使用しています。
▼取引環境
PC x 2
モニタ x 7 23inchぐらいのワイド液晶(縦置き)
証券会社:楽天証券、SBI証券(取引用)
ツール:マーケットスピード多重起動、ハイパーSBI
3.ヤーマンさん
元証券ディーラーのヤーマンさん。こちらはブログで取引環境を公開していました。PC2台、モニタ7台、ツールはマネックス証券のマネックストレーダーとGMOクリック証券のスーパーはっちゅう君です。PCは自作しているようです。
▼取引環境
PC x 2
モニタ x 7 23inchぐらいのワイド液晶
証券会社:マネックス証券、GMOクリック証券(取引用)
ツール:マネックストレーダー、スーパーはっちゅう君
4.むらやんさん
元芸人のスーパートレーダーむらやんさん。古い情報ですがブログでかなり細かく記載していました。PC4台、モニタ7枚でツールはハイパーSBI、マネックストレーダー、ネットストックプレミアム、ネットトレーダープレミアムをつかっているようです。
▼取引環境
PC x 4
モニタ x 7 19〜24inchぐらいのワイド液晶
証券会社:SBI証券、マネックス証券、松井証券
ツール:ハイパーSBI、マネックストレーダー、ネットストックプレミアム、ネットトレーダープレミアム
取引手法の解説記事もあるのでよかったら参考にしてください。
【解説有】デイトレーダーがオススメする手法を公開している株式カリスマトレーダーブログ
デイトレード用PC環境を構築する方法をまとめました。PCの性能は最新のデスクトップパソコンであれば取引にほとんど影響しませんので、好きなものを選んでください。構築方法はいろいろやり方があるので自分にあった方法を選択してください。
1.資金は必要だが簡単構築
通常のデスクトップパソコンではモニタ2台接続可能なので、PC3台とモニタ6台あれば環境を構築可能です。あとはモニタを並べるモニターアームを買えばすぐに取引可能です。パソコンはBTOなどのパソコンを選択すれば安く済みます。
2.BTOパソコンを買ってビデオカード増設する
BTOパソコンの利点は比較的安いのと柔軟にカスタマイズ可能なことです。1台のパソコンにビデオカード2枚増設すれば1台のパソコンで6台のモニタを表示されることが可能です。
デイトレード用PCとして販売しているショップもあります。
3.パソコン自作する
パソコンのパーツは個別で売ってます。これらを組み立てて自分のオリジナルパソコンを作ることができます。知識が必要ですが自分好みで安く
デイトレード環境を構築することができます。上記で説明したヤーマンさんは自作で構築しているようです。
デイトレード環境の構築費用はだいたい、PC1台3万〜6万、モニタ1台1.4万〜2万、モニタアーム1万〜2万ぐらいです。一から揃えるのであれば20万以上は必要です。
まとめ
生計を立てている有名なトレーダーさんの多くはモニタを6台以上使用しています。それだけ
デイトレードは情報が重要だということです。自分にあった
デイトレード環境を構築し常勝デイトレーダーを目指してください。