2014-10-22 21:39:06

【分析】投資家を3つに分けて特徴を分析 投資家別投資手法と板読みを公開

はじめに


 デイトレードで勝つためには誰がどんな目的で買っているかを判断すること重要です。もし大口の機関投資家が利益を上げるため株を買うことがわかればどうしますか。同然、同じようにその銘柄に買いを入れるでしょう。

しかし機関投資家が買いを入れる場合、出来るだけバレないようにしてこっそり取引します。バレてしまえば先回りして買われてしまうからです。ではどのようにして機関投資家の動きを見抜くことができるのでしょうか。本日はこのことを分析していきます。



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だれが買っているか


 だれが買っているか判断するためには登場人物を把握する必要があります。登場人物は簡単に分けて機関投資家と個人投資家が存在します。さらに長期目的と短期目的に分けます。下記に登場人物の特徴を経験と推測によりまとめました。

機関投資家個人投資家
保有期間長期短期短期
目的注文の執行短期値幅取り短期値幅取り
売買方法vwap注文、分割注文見せ板、アイスバーグなど通常
行動の特徴一日単位で見るとアクティブに売買はしません。取引の目的は注文の執行にあります。一日単位ではとてもアクティブに行動します。積極的に見せ板を多様し流動性を高めながら買い上げていきます。 大きな板などにすぐ反応し利益があればすぐに利確することが多い。感情による売買が多い。
※長期投資目的の個人投資家はデイトレードにとってあまりインパクトがないため除外しています。

このように登場人物によって目的が違うことがわかります。目的によって行動も違ってきます。この特徴を知った上で「だれが売買しているのか」を判別していきます。


登場人物の判別方法


 では実際にだれが買っているのか判別する方法をご紹介します。「だれが」とは、相場の動きを左右するメインプレイヤーのことを指します。

1.長期目的の機関投資家を判別する
 一日単位であればあまり相場に対してあまりインパクトはありません。なぜなら目的が注文の執行にあるため買い上げることがないためです。デイトレーダーとしてもあまり意識する必要はありません。しかし長期筋と短期筋を区別するためには判別する必要があります。そのために必要なのが出来高の比較です。



表1:とある銘柄の時間別出来高
この表から9:00、10:30、12:30、14:00の時間に売買が集中していることがわかる。


表1のように時間別に出来高を記録していき日別で比較します。これを見ると時間ごとに出来高の違いがわかると思います。機関投資家が分割で注文を出す場合、出来高の多いところに注文するため時間別に出来高の違いが現れます。このような特徴が出ている場合は長期目的の機関投資家が取引している可能性があります。板が薄い銘柄などは、このような特徴がでないため機関投資家はいないと判断します。


2.短期目的の機関投資家を判別する
 デイトレーダーにとって絶対に判別したいところです。判別方法は出来高と板読みです。短期目的の場合、買い集めた後必ず買い上げていきます。このときに必ず出来高も上昇します。この出来高の異変に気づくため、先ほどの表1のデータを利用します。

データの時間別出来高をある程度覚えておき、明らかにデータ以上の出来高が出来ているときやパターンが崩れたときは、短期筋の機関投資家がいる可能性があります。さらに確信を持たせるため板の状況を確認します。

通常より妙に板が厚かったり、大きな見せ板が頻繁に出現する場合はさらに可能性が高くなります。なぜなら機関投資家は流動性を必ず意識するからです。見せ板などの行動は流動性を確保するための行動です。そして見せ板は個人投資家には認められていません。このことから機関投資家の存在が証明されます。

【解説】機関投資家の見せ板が許されている理由 逆手にとった取引も紹介


3.個人投資家を判別する
 個人投資家の特徴は感情で売買することです。そして資金量がないため「買い上げよう」などの目的もありません。値動きに意思がないため周りの値動きに左右されます。日経平均先物、指数、セクタの値動きに連動することが多いです。板も薄く見せ板などもないため閑散としています。このような場合は、個人投資家がメインプレイヤーの可能性が高いです。


登場人物の別取引手法


 では実際に判別することができれば実際に取引していきます。


1.短期目的の機関投資家
 大本命です。実際に確認できれば積極的に売買しましょう。必ずトレンドを確認し同じ方向に売買します。取引手法は、押し目を狙い、ブレイク狙いが有効です。売買するタイミングは板読みをします。見せ板、アイスバーグ注文をなどの現象を確認できれば注文を入れましょう。

板読みの詳細はこちら
【必読】機関投資家とアルゴリズムの特性を利用した板読みテクニック公開


2.個人投資家の場合
 基本的には回避したほうが無難です。しかし日経平均先物、指数、セクタの値動きが大きく動いた場合などは少し出遅れで連動する場合があります。全体の状況を確認しながら指数などに大きな動きがあった場合に、売買する戦略が有効です。また板状況によって機関投資家が仕掛ける場合があります。厚い買板などあった場合、空売りを仕掛け売り崩されることもあります。その動きに気づけば積極的に売買しましょう。 


さいごに


 今回の分析は、経験と推測によるものです。実際に取引してみてさらに細かく分析することが重要です。このように分析し取引すると今まで以上に楽しい売買ができると思います。この記事を参考に分析の楽しさも知っていただければ幸いです。





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