はじめに
カリスマトレーダー分析の第二弾。今回はテスタさんを分析します。前回は
株之助さんでリバ狙いの手法を確立しました。テスタさんもインタビューなどで取引手法について語っています。これらをまとめて具体的な手法を確立していきます。
取引手法分析
まず下記のサイトから分析
[日本株必勝トレード術]大公開_テスタ氏(前編)
このインタビュー記事からテスタさんが取引で大事にしていることは2つあるといっています。
1.相場は常に変わるので手法も変化される
現在はアベノミクスの相場でその前はリーマンショックの相場でした。当時と今とでは雰囲気は全然違います。それに応じて手法も変えることは当然のように思いますが、勝っている手法を変えるというのは、なかなかできるものではありません。ではどのようにして変える判断をするのでしょうか。記事では
変化に対応するため、テスタ氏は仮想トレードをノートに書き込みシミュレーションしている。そこで日々新しい手法を試し、検証し、磨き上げているのだ。
[日本株必勝トレード術]大公開_テスタ氏(前編)記事の引用
と書いてあります。手法を常にテストし検証することが大事ということでしょうか。検証するためには自分の手法を細かく定義し具体化する必要があります。「なんとなく強そうだから買ってみた」などと適当な手法では検証できないのでやはり具体化が必要です。
2.期待値で売買する
期待値とはなんなのでしょうか記事では
「期待値とは、もともとパチンコの考え方で、同じやり方をずっと続けていたら統計的にどれだけ勝てるのかという数値のことです」
[日本株必勝トレード術]大公開_テスタ氏(前編)記事の引用
と書いてあります。統計的に勝てる確率が高い方に賭け続ければ長い目でみれば勝てるということ、勝ち負けに一喜一憂するのではなく自分を信じて勝てる手法通りに取引することが大事ということです。
▼まとめ
勝てる手法を考えてそのルール通り取引する→期待値が上がる
そのルールを破る→期待値が下がる
独自手法作成
では上記の手法を参考に具体的は手法を考えていきます。前回の株之助さんでは「リバ狙い」を考えたので今回は「ブレイク狙い」を作っていきます。
1.期待値の高い手法を考える
[日本株必勝トレード術]大公開_テスタ氏(後編)
テスタの株式デイトレード 動画
資産3億円トレーダー 売買時に企業業績は「一切見ません」
上記3つのサイトをみると考え方のヒントがあります。チャートや状況で強い弱いを判断し取引しているようです。一般的に知られているテクニカル指標は使っていないようです。では強い弱いの判断は具体的にどのようにしているのでしょうか。経験や記事などから強いと判断する材料を下記にまとめました。
▼強いと判断する材料
1.日足チャートが上昇トレンド
2.日足チャートで直近高値を抜けた
3.ニュース、決算で強い材料がでた
4.前日高値引けした
5.GUしてはじまった
6.抵抗線を抜けた
1,2,3,4で銘柄選択し、当日の取引で強さが持続しているか5,6で判断します。
銘柄選択にはスクリーニングを使います。
スクリーニングは
こちら
スクリーニングの使い方は
こちらの記事から
スクリーニング条件は、「高値=終値」「陽線」「過去5日の高値を超えた」「ストップ高」など条件に設定し強い銘柄を監視対象にします。そして当日GUで始まるか確認しどのように上昇するかイメージを作ります。イメージ通りに動くと仮定し取引します。イメージ通りでない場合は損切りします。強いか弱いかは抵抗線で判断します。抵抗線を具体的に定義します。
▼抵抗線になる値
1.高値
2.初値
3.キリのいい値 例 500,2000
4.日足の直近高値
抵抗線のほとんどは板が厚いのでわかると思います。抵抗線を利用して強い材料か判断します。
▼抵抗線を利用した強い材料
1.下の抵抗線を何度も反発
2.上の抵抗線を抜ける
他に強い材料は、全体の状況(日経平均、マザーズ指数)に逆行している、出来高が多い、大きな
見せ板、アルゴ取引が頻発(大口が多い)など判断材料になると思います。これらの材料でイメージ通りに動くか判断しブレイクを狙って売買します。
2.テスト、検証する
上記の手法を実際に勝てるか統計を取っていきます。そして統計上、実際に勝てると判断すれば実際に取引していきます。作成した手法に名前をつけ、具体的内容を記載してエクセルなどで保存すると統計が取りやすく便利だと思います。
またさきほどのスクリーニングサイトを利用してバックテスト(検証)もおこなえます。
説明の記事は
こちら
まとめ
今回テスタさんの手法をもとに期待値の高い手法の作り方を考えました。この記事を参考に自分の手法を作って取引に役立ててください。
これらの情報は株で勝てるというものではありません。もし参考にする場合はくれぐれも自己責任でお願いします。