デイトレードで最も大怪我をするパターンは、高値掴みをしてそのまま下落を食らうことです。悔しさのあまり反発を期待し、ダラダラ持ってしまい損切りが遅れ、被害を拡大させます。「だまし上げ」を見抜くことは大きな損失を防ぐことができ、
デイトレードで勝つためには重要な技術のひとつです。では実際にどのように見抜いていくか紹介していきます。
出来高で見抜く
出来高はだましを見抜く上でもっとも重要な情報です。大きな上昇がある場合必ず出来高が伴います。出来高ができるということは、それだけ大きな売買が成立していることを意味します。
大きな売買が成立したということは、大きな資金をもった大口の投資家が買い上げた可能性が高いです。資金を持っているので断続的に買い上げてくれる可能性が高いです。よってだましの可能性は低くなります。逆に出来高を伴わない上昇はだましの可能性が高くなります。資金のない個人投資家などが仕掛けた可能性が高く、上昇は継続しません。よってだましの可能性が高くなります。
出来高を伴った上昇のイメージ
出来高が減少し下落していくイメージ
チャートのパターンで見破る
ある程度チャートの形を覚えているとだましの多いパターンが存在することに気づきます。そのようなパターンを知っていればすぐに買ってしまうことなく様子見をしてから売買の判断をすることができます。そこでだましの多いチャートパターンを紹介します。
1.寄りで上昇し出来高の減少とともに下落するパターン
寄りは投資家の買い意欲が強く、ついつい飛びついてしまうことが多いです。そのため、だまし上げが発生する可能性が高いです。
例:寄りで上昇し出来高の減少とともに下落するパターン
2.いきなり急騰後すぐに急落しジリジリ下落するパターン
最近よく見かけるパターンで飛びつくのは危険です。意図しないアルゴリズムによる現象だと思われます。
例:いきなり急騰後すぐに急落しジリジリ下落するパターン
3.前場上昇し後場下落するパターン
下手をすると大きくやられる可能性があるパターンです。前場の強いイメージをもっているため、買った後反発を期待して損切りが遅れます。ダラダラ持っていると恐ろしく負けることがあります。買って下落してしまったときはこのパターンを思い出し一旦損切りし様子をみるようにしましょう。
例:前場上昇し後場下落するパターン
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まとめ
だまし上げは出来高を伴わないことが多いので、出来高は必ず確認するようにしましょう。出来高を伴わない上昇を確認することができればすぐに飛びつかず様子を見るクセを付けると自然と勝率があがっていくと思います。